板金工事

ゆたか

2010年07月11日 11:03

昨日は梅雨の合間ぬって板金工事を行いました!

中野市のM様宅。
倉庫の屋根が以前より雨漏りをしてると相談いただいて、
応急処置で、怪しい箇所をコーキング(シーリング)を施してみたが
雨漏りが止まらず

結局、葺き替えることにしました

横葺き(平葺き)の場合、経年でハゼ(噛み合わせ)の部分が錆びで劣化して
雨漏りの原因になることがあります。
特に勾配がゆるいと雨漏りしやすくなってしまいます。

M様宅も、雪の多い地域であるにも係わらず勾配のゆるい横葺きだったので
適切な葺き方でなかったのかもしれません・・・

勾配がゆるい場合は瓦棒葺き(かわらぼうぶき)か立て馳(はぜ)葺きが適切だと思います。



施工前です。
真ん中辺りに錆びが流れた跡が付いているのがわかりますか?
そこが一番雨漏りがひどいんだけど、シールしても止まりませんでした

右側と手前は瓦棒葺きで同じ時期に葺いてるけど漏水はありません。
なので、同じく瓦棒葺きで施工することになりました

こんな梅雨時だし、全部剥がして下地までやり直すと大工事になってしまいますので
予算もあって、カバー工法で行うことにしました

屋根を剥がさないでその上に新規の屋根をかぶせる方法です
工期が早くて低予算で出来ます



完成写真です。
これでもう大丈夫

手順です・・・・


まず、既存屋根上にアスファルトルーフィング(防水材)を貼って、屋根本体を並べて行きます。

次に、キャップ(瓦棒)を被せていきます。









仮止めしたあとは、カシメ機でしっかりとかしめていきます。

これが最重要!
瓦棒葺きの生命線ですね






再度完成写真

しっかりとキャップを取り付けたら、
役物(軒先・けらば・壁取り合い)の処理をして、最後にコーキングを打って完成~~!

これだけの量ですが、朝からやって午後3時には終わりました

けっこう雨漏りがストレスになっていたようで
これでもう安心です

ありがとうございました

関連記事