「山」でやってはいけないこと。

ゆたか

2012年10月20日 18:57

ここで言う「山」とは「山登り」のことであるが、
山でやってはいけないことはいくつもある。

その中の四つを先日の山登りでやってしまい
危うくこの世から居ない人になるところだった・・・(汗)


先週の土曜日のこと。
高山村の「古道トレッキング」があり、参加したかったのだが
右ふくらはぎを傷めていて途中で歩けなくなったりして
皆さんに迷惑をかけてはいけないと参加を断念。

しかし当日朝、すごくいい天気!
いてもたってもいられなくなり、
一人だったら休みながら行けるし、自己責任ということで・・・
などと都合のいい理由をつけて「山」に向かう。


ここで二つのエラー。

一つ目は、万全の体調でないこと。
トレッキングを断念したような状態なのに山登りとは・・・
山は「綿密な計画と準備」が必要不可欠であるが、
万全な体調で臨むことは、「綿密な計画と準備」の中の一つである。


二つ目。
急に思い立ったので出発が遅かったこと。
10時に家を出て登り始めたのは11時。
日の出とともに登り始めるくらいがいいと教わっていました・・・



登った山は、「霊仙寺山 1875m」です。



これが飯綱山だと思ってる人が多いですが、
左のコブが飯綱山で右のコブが霊仙寺山です。

(この登山の様子はまた後で記します)



それほど高くないという思いと、
ガイドに2時間くらいとあったので
11時に登り始めても、
15時には下山出来るだろうからまあ大丈夫だという思いがありました。


しかし!!

してはいけないことをしたことと、
アクシデントがあって、
下山途中で真っ暗に!!

最後は足元がほぼ見えない状態・・・

本人は絶対に生きて出られるって信じて疑わなかったので
割りと平気だったが、
あとで山の先輩にでかく怒られました(シュン)

一歩間違えば死ぬぞ!
山を舐めるな!
と・・・

携帯の電源が切れてしまったことも余計に心配をさせてしまった
原因のひとつ。

17時頃に先輩に、
「まだ下山出来ていません。足元がだんだん見えなくなりました。」
というメールを送ったのを最後に電源が切れたので
先輩がメールを送っても返事がないし、
電話しても出ない・・・(汗)

マジでどこに捜索を依頼したらいいか調べたそうです



山でやってはいけないことその3は、
暗い中でむやみに動いてはいけないこと。
山は一歩踏み外しただけでコツ落して帰らぬ人となることも
ありますからね・・・


その4は、
予定にない行動をすること。

今回はこれをしたために明るいうちに下山出来ませんでした。

何をしたかと言うと、

霊仙寺の山頂に着いたのが、13時15分。
そのまま下れば15時には登山口に着くので何の問題もなし。

しかし、山頂に着いた時点でまだまだ余力があるし、
すぐ隣りの飯綱山に行きたくなってしまった!
霊仙寺から縦走して飯綱山に行けるんです。

完全な予定外の行動です。

ガイドには45分となってたが、急げば35分~40分。
何とか明るいうちに下山出来るな!
と安易な計算・・・


ところが、その縦走路がこれまたすごい!
しばらく人が通ってないんじゃないかと思うような道。
笹が生い茂っていて道が見えない上に、
一部急斜面が土でツルツル。

飯綱に登頂してその帰り道、急斜面のツルツル道を踏ん張って降りたためか
両足がつってしまった!

元々傷めてた脚をかばって登ったツケもここにきて出たようだ・・・

誰も通らない縦走路で一人、30分くらい動けずじっと回復を待つ。

動けるようになってからもまたつってしまったら大変なので
下山はスピードダウン・・・

そんなこんなでずい分タイムロスをしてしまい
真っ暗になってしまったという訳です。




何もなかったので笑い話にも出来ますが
反省することしきり・・・
いい勉強になりました。



だけど、何が一番ビビったかって言うと熊が出没すること!
薄暗くなった頃から熊が出そうでビクビク・・・

出た場合をシュミレーションしたがどうやっても負ける!

良かったよ~、新聞沙汰にならなくて・・・



まだまだ山は修練と勉強が必要です。


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