姿見修繕

ゆたか

2012年07月07日 10:30

某デパートの姿見が壊れたので直して欲しいと依頼を受ける。

また珍しい依頼が来たもんだ。



なかなか立派な姿見。
二人がかりで運んだので結構重い。



底のキャスターがもげてしまったとのこと。
重量物なので重さに耐えられなくて溶接箇所が外れていた。



この穴の中にメスネジが埋め込まれていたものがそれごと取れてしまっている。

う~~ん、これは面倒だ・・・汗

この穴の中にメスネジの替わりとなるナットを入れて溶接で固定するという作業になるが、
簡単ではない。

先ずナットが入る大きさの穴をこじ開けなければならない。

そして更にナットはこの本体の角パイプより大きいので
入る大きさに削る。

ナットが入ったところで止めるものがなければ
コロコロと中へ転がって行ってしまうので、
あらかじめナットにツバを溶接しておいてハット型の特注ナットを製作しておく。


あとは職人さんの技術!



こんな面倒な作業だけど、出来上がってしまえば
何事もなかったかのよう・・・(笑)

お店に出るものだから何事もなかったかのように綺麗に仕上げなくちゃいけないんだけどね!


「出来ません!」と言ってしまえばそれで済むことなんだけど
「金物の便利屋」を名乗ってるメタルシェフとしては「出来る」を前提に考えます。


さて職人さん、よろしくお願いしますよ!


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